インプラント治療について 1.インプラントとは 2.当院のインプラント治療 1.インプラントとは ■まずはインプラントについて簡単に解説します よく患者さんに「インプラントと差し歯ってどう違うんですか?」と質問されるのでそこからお話をします。 上の図を参照してください。 @は天然の歯です。歯は骨に埋まり、歯と骨の間には歯根膜という軟組織がありそのコラーゲン繊維が歯と骨を結びつけています。この絵では白いお髭のように描かれていますが、実際はこんなふうに目に見えるようなものではありません。 Aは差し歯です。神経を取った歯の根に土台となるコア(金属鋳造だったりネジ式だったりグラスファイバーだったりいろいろあります)を差し込み、その上に冠を被せています。虫歯などで歯冠(歯の頭、見えている部分)はなくなっても根っこはまだ残っている状態です。 Bがインプラントです。歯を抜いたあと、骨に人工の歯根を埋め込みそれに冠を被せています。インプラントは骨と直接結合しており歯根膜はありません。 差し歯とインプラントは全く違う治療法です。 つまりインプラントは歯を抜いたりして歯がなくなったところに行われる治療の一つということになります。 ■歯がない場合の治療には次の3つがあります 上の図は1本歯を失った場合の治療です。 Cはブリッジです。両脇の歯を削って歯のない部分を橋渡した形の人工物をセメントで固定します。この絵では左の歯は差し歯になっており、右の歯は神経のある歯をそのまま削ったようになっています。両脇の歯を削らなければならないという大きなリスクがあります。 Dは入れ歯(義歯)です。両脇の歯に金属の鈎をかけて人工歯を支えています。取り外し式となりますし、鈎が見える欠点があります(保険外では鈎を使わない方法もあり)。 Eがインプラントです。両脇の歯を削らなくてすみますし、取り外し式でもないので自分の歯のような感覚で咬むことができます。骨に人工歯根を埋め込むという手術が必要になります。 CのブリッジとDの入れ歯は保険と保険外の両方がありますが、Eのインプラントはすべて保険外となります。 お値段は一般的には D義歯<Cブリッジ<Eインプラントとなります。 高いお金を払い、自分の体に人工物を埋め込むのですから、良く咬めて、見た目も良く、そして何よりも長持ちするインプラント治療を誰もが望んでいると思います。 その要件としてなくてはならないものに以下のことがあげられます。このほかにもたくさんあげられるとは思いますがこの3つは必要不可欠です。 1)高い診断力と技術を持ったインプラント医 2)信頼できるインプラント材 3)しっかりとしたメンテナンス 当院のインプラント治療へ |